Q
お雛様の並べ方は左右決まっているのでしょうか?
A
男雛(お殿様)と女雛(お姫様)の並べ方には意味があり、どちらも間違いではありません。
古来、日本では左(向かって右)を上位とする考えがあるため、左(向かって右)を男雛、右(向かって左)を女雛を置いていました。
しかし明治時代以降、皇室でも西欧の王室にならって男性が右(向かって左)、女性が左(むかって右)に並ぶようになり、昭和3年の即位礼を機に東京の人形業界団体が雛人形の並べ方も天皇皇后両陛下の写真のお並びにならおうと呼びかけ今日に至っております。
全国的には現在の結婚披露宴の新郎新婦の並び方と同じ新式が普及しております。
しかし京都など伝統を重んじる地域や古来の風習を大切にする家庭では今も古式の通り並べることもあります。
当店では京人形師の作品は男雛は左(向かって右)、女雛は右(向かって左)に並べ、その他の作品は男雛は右(向かって左)、女雛は左(向かって右)で展示しております。