強く、
凛々しく、
そして優しく。
江戸甲冑師、鈴甲子雄山は素材へのこだわり、ひたむきまでの研究心が如実に表れています。
雄山は制作する甲冑のもとへ直接足を運び、自分の目で観察、研究をし、時代背景までも調べ上げることで、細部を忠実に再現していきます。
加賀藩の礎を築いた前田利家は「鯰尾兜」と個性的な兜を着用していました。
戦国時代、鯰は地震を起こす大きな力を持つ生物だと言われ、合戦の兜には縁起が良いとされていました。
雄山は見事なまでに、加賀の伝統技術を取り入れながら甲冑を再現しました。
兜の金箔は金沢の老舗「今井金箔」の金沢本金箔を使用しています。
甲冑は主君織田信長の鎧にちなんだ南蛮仕立てにし、勇ましさの中に格好良ささがあふれています。
前田利家南蛮甲冑は人形の堀川オリジナル甲冑です。
南蛮甲冑のこだわり
一、甲冑は南蛮仕立て
二、兜は利家鯰尾兜樹脂加工、表面は金沢本金箔使用
三、兜鉢裏は百重差し姿、糸は正絹糸
四、胴は真鍮仕立て、金メッキ塗装
五、小札はアルミ地に金塗装、威しは正絹威
六、マントはベルベット素材、フチに高級感ある装飾